「WX04」は、2017年11月に発売されたモバイルルーターです。
1年以上経った現在、既にほとんどのプロバイダで新規契約が難しくなっており、後続機種のWX05が現在の主流になっています。
しかし、WiMAXの契約プラン上、3年や4年と長期で利用している方も多く、現役で活躍中。
ここでは改めて利用方法についてご紹介するとともに、WX04を使い続けることのできるメリットや、今後の使い方サポート・故障した場合の問い合わせ先などをご紹介します。
WX04を今後も使い続けたい方、愛用している方の参考になれば幸いです。

WX04の特徴とは

WX04はNECから発売されたモバイルWi-Fi端末です。
これを持ち歩くことで、電波の届く範囲ならどこでも無線通信ができます。
中でもWX04は周波数範囲として「WiMAX 2+」を利用できる上、「LTE」通信も可能なのが魅力。
LTE通信はauの通信網を利用しているため、地下鉄など電波の届きにくい場所などでも利用でき、非常に広いカバレッジを有しています。
また、Wi-Fiインターフェースとして、5GHz帯のIEEE802.11a/b/g/n/acに対応しているのもポイントです。
5GHz帯では、家電等の電波の影響を受けづらくなるのに加えて、転送速度は最大867Mbpsを誇るので、かなりの高速通信が期待できます。

さらに、バッテリー持ちもよく、ハイパフォーマンスモードでは最短で約490分(約8時間)の連続通信が利用可能です。
連続して8時間利用する機会があまりない方は、USBケーブルで接続し充電しながら利用できるので、バッテリー持ちを気にせず使用できます。
なお、充電端子にはUSB-Type Cを採用。
USB-Type Cは比較的新しいモデルで、充電端子に上下がないので、確認せずとも接続できます。

WX04のメリット

さて、ここからは新機種が続々と登場している中、なぜこのWX04を使い続けるのかについて、改めてその魅力をご紹介したいと思います。

バッテリーの持ちが良い

WX04は最低でも約8時間連続して使用できるのが魅力です
長時間充電の必要がないので、営業などで外回りの多い方や、旅行中にもおすすめ。
朝9時に家を出て、1日中外で利用していても、最低17時まで使用できます。
また、会社や学校などで充電したり、使用しないときに電源を切ったりすれば、さらに長時間の利用が可能。
WX04は長持ちする省エネモードも搭載しているので、バッテリー持ちのよさを重視する方におすすめです。

バッテリーは自分で交換可能

また、2019年6月現在、WX04には交換用バッテリーの販売があります。
参考:https://www.uqaccessoryshop.uqwimax.jp/sku/detail?cd=22

長時間充電ができない環境にいる場合や、バッテリーが劣化してきており、使用していると当初のように電池の持ちが良くない場合、新しいバッテリーと交換すれば、購入した当初のように長時間使えます。
使い続けるうちにバッテリーは消耗するものなので、バッテリーが交換できるのは非常に大きなメリットです。
定期的にバッテリー交換を行うことで、より快適に長時間の高速通信ができます。

ロングライフ充電ができる

WX04では、設定にある「ECO設定」→「ロングライフ充電」をONにすることで、充電の上限が約70%となる代わりに、電池パックの充電・放電が頻繁に行われることを防ぐ「ロングライフ充電」の設定が可能です。
この機能設定は、よりバッテリーを長持ちさせたい方におすすめ。
なお、電池残量が約60%以下とならない限り、再充電されない安心設定となっています。
電池残量を正確に把握する場合は「情報」→「端末情報」→「電池残量」から確認をすることができます。

アンテナ付きのクレードルがある

WX04とは別売りですが、「WX04クレードル(NAD34PUU)」があります。

WX04でクレードルを使うメリット】

①充電しながら使用できる

②広範囲に電波を飛ばせる

クレードルではACアダプタで接続しながら使えるので、バッテリー持ちを気にせず使用可能。
また、アンテナがクレードルの側面部分にあり、ETHERNETポートがついているのもポイントです。
WX04に接続することで家のどこにいても利用可能。
WX04を1階に置いたまま2階でインターネットを楽しむこともできます。
自宅で有線LANの環境を構築していても、簡単な設定で無線接続可能です。

場所を取らないサイズ設計

モバイルWi-Fiのメリットは持ち運びのしやすさです。
外へ持ち歩く際邪魔にならないよう、ポケットやカバンに入れやすいサイズが理想。
WX04は手のひらサイズのコンパクト設計で、カバンのサブポケットやズボンのお尻ポケットにしまうこともできます。
非常にコンパクトなので、カバンを持ち歩くのが嫌な方や、荷物をすっきりさせたい方にもおすすめ。
デスクの上に置いても邪魔にならず、薄型のスマートなデザインでおしゃれに持ち歩けます。

WX04のデメリット

ここからは、ここがちょっと残念、という部分をご紹介いたします。

通信速度が遅い

SNSなどでWX04の口コミを調査したところ、最新機種よりも通信速度が遅いという口コミが多数寄せられていました。
公称値では十分とも言える速度を出していますが、実際利用した結果、高速ではないという意見も多くあります。
なお、通信速度に関しては、使用環境による影響も大きいため、一概にWX04だけが原因とも言えません。
例えばデバイスとWX04をあまり近づけて利用すると、通信速度が遅くなります。
自分と同じ時間帯・環境で使っている方が、WX04の通信速度が遅いと口コミしている場合は、少し検討してみるのがおすすめです。

初期不良率が高い

WX04は、「通信速度が遅い」「電源が突然入らなくなった」などの初期不良が多く報告されています。
ただ、これはWX04だけに限らず、他のモバイルWi-Fi端末でも頻繁に発生している初期不良です。
別機種でも発生することはあるので、一概にWX04だけ初期不良にあたる確率が高いとは言えません。
なお、初期不良の場合は交換対応しています。
WX04の動作がおかしい場合は、デバイスの提供会社と相談し、初期不良の場合は交換対応をしてもらいましょう。

ハイスピード+エリアモードを利用すると通信上限がある.

WiMAX2+には、高速通信が可能な「ハイスピードモード」のほかに、「ハイスピード+エリアモード」があります。
「ハイスピード+エリアモード」とは、au LTE回線を利用することで、WiMAX2+の回線エリアを大きくカバーするモードです。
高速通信をしたい場合や、電波を受信しにくい場所での利用に役立ちます。
なお、「ハイスピード+エリアモード」では、通信上限が設定されている点に注意が必要です。
通常、直近3日間で5GB以上の通信を行った場合に通信制限が発生しますが、「ハイスピード+エリアモード」では、7GB以上通信をした場合、翌月まで速度制限が発生します。
「ハイスピード+エリアモード」を使う際は、速度制限がかからないよう注意して使いましょう。

WX04の口コミ評判

良い口コミ

悪い口コミ

他の端末と比較

それでは、WX04と他の機種を比較してみましょう。
今回、比較対象とするのは、後続機種のW05・WX05です。

通信速度

まずは各機種の速度上限を比較します。

機種下り最大通信速度
WX04440Mbps
W05708Mbps

(ハイスピード+エリアモード利用時)

WX05440Mbps

通信速度は頭一つ分、W05が抜けています。
ただ、Wi-Fi接続時はこの速度まで出ないことの方が多いので要注意。
USB接続をする際の参考にしてください。
また、「ハイスピード+エリアモード」で高速通信ができるエリアは限られており、山道や海の端、高層マンションなど、電波の入りにくい場所での利用を検討中の方は注意が必要です。

サイズ

モバイルWi-Fiは持ち歩きやすさも大切なポイントです。
WX04・WX05・W05それぞれのサイズを比較しました。

機種サイズ(横×縦×高さ・単位mm)
WX04111×62×13.3
W05130×55×12.6
WX05111×62×13.3

WX04とWX05はほとんど同じサイズですが、W05のヨコ幅がやや長く、タテ幅がやや短くなっています。
たった2cmの差ですが、少し大きいだけで収納したい箇所にうまく入らない場合もあるので、小さめのサブポケットに入れて持ち歩きたい方は、あらかじめ大きさをチェックしておきましょう。

重量

長時間持ち歩く方は、負担が減らせるようにより軽いモノを選ぶのがおすすめです。
WX04・WX05・W05それぞれの重量を比較しました。

機種重量
WX04128g
W05131g
WX05128g

W05がやや重めですが、重量にはほとんど差がありません。

バッテリー容量

長時間持ち歩く方は、バッテリー持ちのよさを重視して選びましょう。
バッテリーは大きければ大きいほど長持ちします。

機種バッテリー容量
WX043,200Ah
W052,750Ah
WX053,200Ah

W05のみバッテリー容量が小さく、WX04・WX05は同じバッテリー容量です。
なお、WX04はバッテリー交換に対応しているので、使い続けてバッテリー容量が少なくなった場合でも、バッテリーを交換すれば新品のように使えます。
一方、W05はバッテリー交換ができないので、長時間持ち歩く方には、WX04がおすすめです。

WX04の使い方と基本的な操作方法

ここからは、WX04の基本的な操作方法についてご紹介します。
なお、SIMカードは挿入済み、バッテリーの充電・装着が完了していることを前提としているので、まだバッテリーを入れていない方・SIMカードを入れていない方は先に準備しておきましょう。

【下準備】

①画面を正面にして右側のWiMAX2+の文字が正しく読める状態だと、左上に電源ボタンがあります。

ここを3秒以上長押しして電源を入れます。

②画面の左上にアンテナのマークが表示されていることを確認してください。

③ソフトウェアのアップデートがある場合は、画面にその旨が表示されます。

充電が41%以上ある状態でアップデート可能です。

未実施の場合はアップデートを行いましょう。

【接続方法】

WX04のホーム画面から「情報」を選択します。

②「Wi-Fi情報」をタップすると、SSIDPSWN_N34_XXXXXX」が表示されます。

③スマホなど、Wi-Fiに接続したいデバイスを用意します。

④デバイスのWi-Fi設定画面から、SSIDと、英数字13桁のパスワードを入力します。

通信が不安定なときは

Wi-Fiにつなぐ際、SSIDが表示されなかったり、接続できても通信ができなかったりする場合があります。
こうした不具合は、接続したいデバイスとWX04の距離が近すぎると起こりやすいので、デバイスとWX04をつなげる際は、少し離れた場所で操作しましょう。
約1m離れた場所で操作するのがおすすめです。
それでもうまく接続できない場合は、WX04を一度初期化してみましょう。
WX04を起動し、「設定」→「メンテナンス」→「初期化」をタップしてください。
初期化後、自動的に再起動します。
初期化が完了すると、SSIDおよびパスワードも初期化されるので、再度接続したいデバイスからSSIDを探し、パスワードを入力しましょう。

制限ありの表示が出てしまったときは?

この表示が出た場合は、高い確率で接続中に何らかの問題が発生しています。
電源ボタンを長押しし、電源を一度OFFにしてください。
その後、再度長押しし、電源をONにすると接続できます。
なお、再起動しても接続できず、同様の表示が出た場合は、契約先のプロバイダに連絡をしましょう。
プロバイダへ連絡する際は、問題の起きている機器のメーカー・機種名・型番・OSのバージョンなどをメモしておくとスムーズです。

それでも操作がわからなくなってしまったとき

それでも、WX04の操作方法が難しい場合や、わからない場合は、スマートフォンにWX04の専用アプリ「NEC WiMAX 2+ Tool」をインストールするのがおすすめです。
簡単な操作ガイドのほか、ファームウェアの更新や休止状態などの設定もできます。
なお、WX04の画面が表示されている状態では設定できないため、専用アプリを使う際は一度WX04の電源ボタンを押しスリープモードにしましょう。

こんなときはどうしたらいい?

ここからは、長期間利用していても発生してしまいがちな問題や、ちょっとしたと使い方の操作方法をご紹介します。
万が一の場合に備えておきましょう。

起動しなくなってしまった

「昨日までは操作ができていたのに、今日朝起きたときには電源が消えていて、起動しなくなってしまった。」など、突然起動しなくなった場合の対処法をご紹介します。
突然起動しなくなった場合、まずバッテリーを外し、接点を確認してみてください。
接点に汚れなどがついていた場合、きれいに拭き取りましょう。
また、バッテリーが不自然に膨張しているなど、バッテリーに問題がある場合は、直ぐに使用を中止し、新たなバッテリーと交換することをおすすめします。
なお、使用後のリチウムイオン電池の処理方法は、自治体によって異なります。
捨てる場合は、各自治体の処理方法に従いましょう。
バッテリーに問題がなく、見た限りでは異常を感じられないが起動しない場合は、機器本体を修理する必要があります。
まずは、契約したWiMAXのプロバイダに確認しましょう。
このとき、プロバイダにて端末保証のオプションに加入していると安心です。

接続速度が遅い

ファームウェアが最新か確認しましょう。
利用中のファームウェアを確認するには、メニュー画面の「ファームウェア更新」を押します。
「新しいファームウェアが見つかりました」という表示が出た場合は更新しましょう。
また、ファームウェアが原因でない場合は再起動することで改善される場合もあります。
ファームウェアを更新し、再起動しても接続速度が改善しない場合は、接続先のPCデバイスが消費電力モードになっていないか確認しましょう。
ここまでしても接続速度が上がらない場合は、有線ケーブル(USBケーブル)接続に変更するのがおすすめです。

つながりが悪い

接続されにくい場合は、ファームウェアの更新・再起動・消費電力の設定確認・USBケーブルでの接続を試してみましょう。

ここまでやって上で改善されない場合は「http://192.168.179.1/」にアクセスし、マニュアルに記載されているIDとパスワードを入力することで、管理者画面からプロファイル設定などを変更することができます。
なお、
ただ、プロファイル設定は高度な設定なので、よほど機器に詳しくない限りおすすめできません。
色々試してみても接続できない場合は、サポートセンターなどに問い合わせましょう。

プリンタをWi-Fiで接続したい

暑中見舞いや年賀状でプリンタを利用するときに、印刷設定を行ってもうまく印刷ができない・接続状態にならない場合があります。
この場合、同じ無線LANに接続されたほかの機器との通信を禁止する設定「プライバシーセパレータ」がONになっている可能性が高いので、OFFにしましょう。
まずは「http://192.168.179.1/」にアクセスし、ログインしてください。
「LAN設定」の項目にある、「セキュリティ設定」という項目をクリック。
「プライバシーセパレータ」という項目をオフにし、適用をクリックすることでプリンタをWi-Fiで利用できます。
なお、このプライバシーセパレータをオフにし、適用してもうまく接続ができない場合は、ウイルス対策ソフトのセキュリティ機能の一部が影響している可能性が非常に高いです。
一度、そちらの設定も確認してみましょう。

まとめ

WX04の基本スペック・他機種との比較・基本的な操作説明・使い続けるメリットとデメリット・困ったときのtipsなどについてご紹介しました。
最新機種ではありがちなバグも、提供してから年月の経つWX04では比較的安定しています。
速度を求めるといった場合には他の端末も選択肢に入ってきますが、本当に必要な機能か、その機種に問題はないのかなど、検討をするのがおすすめです。
この記事が、WX05の契約を迷っていた、WX04を使い続けるか悩んでいた方の解決の一助となれば幸いです。

この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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