この記事のまとめ
Wi-Fiの速度が遅くなるとスマホやパソコンが使いにくくなります。
通信速度を測定して快適に使えているかをチェックしましょう。
Wi-Fiの速度を速くするには、どうしたら良いのでしょうか。
hikaritayasushi
Wi-Fiの速度が遅かったり、安定しなかったりすると困ってしまいますよね。
この記事では、Wi-Fiの速度が遅いと感じたときの対処法を解説しています。
さらに速度が遅い原因や高速化のポイントも記載しています。
Wi-Fiの速度に悩んでいる人は、ぜひ参考してください。

Wi-Fi速度の目安は?

Wi-Fiの速度はどの程度であれば、快適にインターネットが利用できるのでしょうか。
また、平均速度ってどれくらいなんだろうと疑問に感じている人もいるでしょう。
ここでは、Wi-Fi速度の目安について見ていきます。

通信速度には、「上り」と「下り」の2種類があり、通信方式の違いを表しています。

通信方式用途
上り

メールの送信

SNSなどへの書き込み

Webサイトの更新

YouTubeなどへの動画投稿など

下り

YouTubeなどの動画視聴

メールの受信

Webサイトの閲覧など

つまり、上りは送信、下りは受信の通信です。
このため、通信速度を見る場合、下りの速度を重視すると良いでしょう。
自分に合った下り速度を知っておけば、回線選びの役に立ちます。

次に、サービスごとの目安を見ていきましょう。

種類下り速度の目安
Wi-Fi70Mbps
ポケットWi-Fi50Mbps
WiMAX60Mbps
Wi-Fiスポット25Mbps
スマホのデータ通信(3G30Mbps
LTE70Mbps

Wi-Fiの平均速度は、約70Mbps 程度です。
70Mbpsあれば、4人家族全員で高画質な動画を再生することもでき、快適にインターネットを利用できるでしょう。
ポケットWi-Fiの平均速度は約50Mbps、WiMAXだと約60Mbpsです。
固定回線と比べるとやや速度が落ちますが、インターネットを利用するには十分な速度ですし、動画も楽しめます。

Wi-Fiスポットの平均速度は、約25Mbpsです。
一人で利用するには十分な速度ですが、4人家族全員で高画質動画を再生しようとする場合、不安定になることがあるでしょう。

スマホのデータ通信(3G)の下り平均速度は、約30Mbpsとされます。
ただし、通信制限がかかることもあるので使いすぎには注意が必要です。

利用しているネット回線の速度を調べるには、速度測定やスピードテストを利用しましょう。
自宅のインターネット速度を分析したいというのであれば、まずは当サイトのスピードテスト機能で、通信速度を測ってみることをおすすめします。

スピードテストで回線速度チェック!ワンクリック測定機能&おすすめサービス紹介

【用途別】快適に使える通信速度とは

ここでは、用途別で快適に使える通信速度を見ていきましょう。

メール・LINE

メール・LINEを快適に使える速度は、下り128kbps~1Mbpsが目安です。
ちなみに、128kbpsはモバイルルーターサービスで通信制限がかけられたときの速度です。
通信制限によってスマホの回線が制限されていたとしても、テキストだけの送受信であれば問題なく利用できます。
ただし、画像や動画などのファイルが添付されている場合、ダウンロードするのに時間がかかります。

WEBサイトの閲覧

WEBサイトの閲覧を快適にできる速度は、下り1Mbps~10Mbpsが目安です。
画像や写真が豊富なサイトなら最低3Mbps程度あると良いです。
サイトに載せてある画像のサイズや量、レイアウト、JavaScriptの使用有無などにもよりますがが、テキストが中心のサイトなら1Mbps程度でも支障なく閲覧できるでしょう。

動画の視聴

動画の視聴で必要な速度は下り5~20Mbpsが目安ですが、解像度によって異なります。
例えば4Kのような高画質動画を視聴する際は25Mbps以上が目安となるでしょう。
速度が足りないと、動画が止まったりカクカクとした動きになったりしてしまうのです。

YouTubeは下記の速度を推奨しています。

動画の解像度推奨される持続的な速度
4K20Mbps
HD 1080p5 Mbps
HD 720p2.5 Mbps
SD 480p1.1 Mbps
SD 360p0.7 Mbps

これを見てもわかるように、動画の画質を良くすればするほど、十分な回線速度を確保しなければならないのです。

Wi-Fiが遅くなる原因

Wi-Fiの電波の接続が悪い場合、複数の原因が考えられます。

ルーターとの距離が遠い、障害物がある

ルーターの置き場所にはあまりこだわっていない人もいるでしょう。
あまり深く考えずに電源コンセントが近くにある置きやすそうな場所に、設置している人も多いと思います。
しかし、ルーターの位置は意外と重要です。
ルーターと端末の距離が離れすぎていると、電波が届きづらくなります。
このような場合はWi-Fiルーターを近くに設置するか通信機器をWi-Fiルーターの近くに持ってくると良いです。
ただし、これは一つの場所でWi-Fiを利用する場合に限ります。

Wi-Fiは360度の方向にブロードキャストされるので、家の角に置くことは能力を下げてしまいます。
家のさまざまな場所でWi-Fiを使う場合は、ルーターを家の中央近くに設置しましょう。

ルーターの高さが不十分

ルーターを床の上など低い場所に置いていないでしょうか?
ルーターを低いところに設置している場合は電波強度が弱くなる場合があります。
これは、電波を室内に行きわたらせるために不利な設置位置です。
ルーターは床から1、2mほどの高さがある場所に置くことがおすすめです。
しかし、どうしてもWi-Fiルーターを高いところに設置できない場合もあるでしょう。
そのような場合には、アンテナが内蔵されているものではなく、外部アンテナタイプのWi-Fiルーターを利用すると良いです。

外部アンテナタイプのWi-Fiルーターであれば、アンテナの角度を変えることによって、電波を高い所に飛ばすことができるようになります。

コンクリートや金属に囲まれている

コンクリートや金属は、Wi-Fiにとって最大の障害物です。
コンクリートや金属にかこまれている場合は電波が届きにくく、通信速度が遅くなる場合があります。
このような場合には、コンクリートや金属から囲まれている場所からルーターを離しましょう。

窓際に置いている

ルーターを窓際に置くと窓ガラスの外へ電波が逃げてしまいます。
このため、インターネット可能なエリアを半減させてしまいます。
また、直射日光がルーターにあたっている状態も良くないです。
ルーターもコンピュータ機器のため、窓から入ってくる直射日光に長時間さらされることによって、高熱になり情報処理に異常をきたす「熱暴走」に発展する恐れがあります。

回線につながっている端末が多すぎる

ルーターに同時に接続できる台数には制限があります。
接続端末が多すぎると通信速度が遅くなってしまいます。
通常は据え置きタイプなら10台以上、モバイルタイプなら5~10台程度までは大丈夫です。
たくさんの機器をつなげている場合、不要なものやあまり使っていないものは接続を解除すると良いです。

パソコンやスマートフォン、タブレット、ゲーム機など、家族でたくさんの端末で同時接続しているときは注意してください。
ルーターを購入する際は接続台数の目安が記載されています。
ちなみに、お店のWi-Fiでも回線につながっている端末が多すぎるために回線が込み合って、つながりにくい状況になることがあります。

電波干渉が起きている

電子レンジやコードレス電話を使っていると、電波干渉が起きることがあります。
これは、これらの家電が、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数帯域の電波を発し、Wi-Fiに干渉するためです。
ただし、最近ではほとんどの電子レンジはシールドが内蔵されており、電波が外に漏れないようになっています。
まれに性能の低い電子レンジでは、電波干渉を起こすので、電子レンジなどの家電の近くにルーターを置かないようにしましょう。

ファイアウォールの設定によるもの

ファイアウォール使用することで通信速度が遅くなる場合があります。
ファイアウォールとは、外部からの不正なアクセスをブロックするセキュリティ機能のことです。
Wi-Fiルーターで接続しようとするとこの機能が働き、インターネットに接続できないなどの障害が発生することがあります。
性能が低いルーターを使用している場合に起きることが多いです。

ルーターや端末の不具合

ルーターや利用している端末が不具合を起こしてしまう場合があります。
真夏などはルーターが熱暴走してうまく動作しないことがあります。
また、ルーターではなくスマートフォンやタブレットなど、Wi-Fiにつなげている端末側に不調があるケースも考えられます。
リセットを行うことで直る可能性があるので、不具合が生じた場合リセットをすると良いでしょう。

再起動をしてもそれでもつながらない場合は、LANケーブルが外れていないか、奥まできちんと差し込まれているのかを確認してみると良いです。

ルーターの接続方式がIPv6ではない

Wi-Fiルーターの接続方式がIPv6でない場合は時間によって、通信速度が遅くなる可能性があります。
従来の接続方式であるIPv4を利用している場合、多くの人の利用が集中しやすい時間帯は通信速度が遅くなる可能性があるのです。

IPv4のWi-Fiルーターを使用している人はIPv6対応のWi-Fiルーターに切り替えることで通信速度の低下を防ぐことができます。
最新のWi-Fiルーターの多くはIPv6通信に対応しています。

Wi-Fi速度を速くするための対処法

Wi-Fiが遅いときにはどんな対処をすればよいのでしょうか。
ここでは、Wi-Fi速度を速くするための対処法を説明します。

ルーターの位置を移動する

インターネットにつながりにくい原因の多くは、Wi-Fiの無線LANルーターと、スマホやパソコンなど端末との距離が離れていたり、壁・家具・天井などの遮蔽物や電子レンジなどの家電が影響しています。

Wi-Fiの電波の接続が悪い場合、Wi-Fiルーターの置き場所を工夫することで、状況が改善することがあります。

【ルーター設置のポイント】

・部屋の隅に置く場合はどちらかの壁から離す

・床から12mほどの高さに設置

・電子レンジの近くに置かない

・ガラス扉付きのテレビボードなど、扉があると電波が遮られる可能性がある

・理想的な置き場所はできるだけ家の中央

・周りに壁のあまりないところが最適

・無線LANルーターの設置場所を変えられない場合は「無線LAN中継機」を設置する方法もある

ルーターのスペックが不十分であれば、買い替える

ルーターやモデム自体が旧式の場合、そもそも搭載している通信規格の古さが原因の場合もあります。
通信規格の記載は機器の本体、または取扱説明書等にあり、見当たらない場合はWebで公開されている機器の詳細ページ等で確認できます。

最新の規格ではないものを使っている場合、速度が遅くなってしまうのです。
古い機種の場合は最新規格の機器に替えてしまうのも手です。
買い替えをしてもそれほど金額は高額ではなく、最新の規格に対応しているものでも、5,000円ほどで購入できます。

モデムとルーターをつなぐLANケーブルも通信速度に影響を与える場合があります。
古いものを使い続けている人は最新のものに交換することも検討してみると良いでしょう。
新しいものに交換をすることで、速度の遅さが改善される可能性があります。

IPv6を利用する

上記の対処法を試してもダメだった場合は、新しい通信手段「IPv6」で接続するという方法もあります。
従来のIPv4通信の場合、回線につながっている端末が多すぎて回線速度が遅くなってしまう問題がありますが、IPv6に変更することで解決する可能性があります。
IPv6通信だと混雑している時間帯でも高速通信を利用できるのでおすすめです。

IPv6の利用には通信事業者やプロバイダーでの申し込みが必要ですが、申し込みさえすれば無料で利用できることもあるので、一度試してみてはいかがでしょう。

まとめ

インターネットを利用する上で、快適な通信速度は利用方法によって異なります。
十分な速度が出ているかどうかは、回線速度をチェックできるサイトで速度を確認すると良いでしょう。
当サイトでも速度測定が可能です。

速度測定の結果、速度が遅い理由には、さまざまな原因があります。
ルーターの位置を変えたり、ルーターの規格を見直したりすれば速度の遅さを改善できるでしょう。
回線自体の通信速度が遅い場合はIPv6を利用することで高速通信を利用できるので、検討してみることをおすすめします。

この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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