台湾への旅行や出張でも日本と同じようにメールや電話、インターネットを使えたら便利ですよね。
台湾で使えるwifiレンタルにすべきか、フリーwifiを使うべきか…
そう悩まれている方も多いのではないでしょうか。今回は、台湾のwifiについて徹底調査しました。
無料で使えるwifiとレンタルどちらが自分に良いのか、サービスの内容や違い、使い方やセキュリティについても分かりやすく説明していきます。この記事が、台湾でwifiを安心して使うことができる手助けになれば幸いです。

※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。

台湾のフリーWi-FiとWi-Fiレンタルの特徴は?

海外旅行先として人気の台湾ですが、台湾にいる間も日本と同じようにインターネットを楽しみたいですよね。
台湾でインターネットを利用する場合、スマートフォンのローミング機能、フリーWi-Fiスポット、Wi-Fiレンタルの3つの方法があります。
スマートフォンのローミング機能は、最も手軽に利用できる方法ですが、料金が高くなりがちです。
せっかくの海外ですので、通信料などにあまりお金はかけたくありませんよね。
ですので、今回は無料で利用できるフリーWi-Fiと比較的料金の安いWi-Fiレンタルについてご紹介させていただきます。

フリーWi-Fiの場合

台湾のフリーWi-Fiは日本と同様、コンビニや駅、空港などで提供されている、誰でも利用できるWi-Fiとなっています。
料金は無料で、時間制限があるフリーWi-Fiもありますが、台湾国外の人間が利用する場合は、時間制限がない場合がほとんどです。

つづいて、フリーWi-Fiのメリット、デメリットをご紹介します。

公共施設では利用できる場所が多い

フリーWi-Fiは公共施設などで利用できます。
駅、空港、町中のカフェやコンビニなど、沢山の人が利用する場所に多く設置されています。
フリーWi-Fiは基本的に、海外からの渡航者に向けたサービスですので、特に登録の必要もなく利用することができます。
フリーWi-Fiは基本的に、フリーWi-Fiスポットの近くに居ないと利用することができません。
ところが、最近ではバスや電車、タクシーでもフリーWi-Fiが提供されるようになってきていますので、至る所でインターネットに接続することができますよ。

電波が不安定

フリーWi-Fiのデメリットとして、電波が不安定ということが挙げられます。
フリーWi-Fiは様々な方が利用するものですので、多数の利用者が同時に接続すると電波が不安定になる可能性があります。
また、通信速度も多数の利用者がいると低下しますので、ウェブ閲覧やマップ検索に支障が出る可能性があります。
駅などのフリーWi-Fiは、もともと利用者が多いことを想定していますので、比較的利用者が増えても接続が途切れることはありません。
しかし、バスやタクシー、コンビニやカフェのフリーWi-Fiは多数の利用者がいると不安定になる可能性がありますので、注意してください。

セキュリティ面が不安

フリーWi-Fiは基本的にセキュリティが不十分なので、フリーWi-Fiでインターネットを利用する場合は注意が必要です。
すなわち、パスワードが掛かっておらず、電波が暗号化されないため、他人から通信内容を読み取られる可能性があります。
ですので、フリーWi-Fiを利用している時は、個人情報を入力する必要があるウェブサイトの閲覧、クレジットカード情報の入力などは極力避けた方が良いと思います。

どうしても個人情報の入力を行わなければならない場合は、VPNを利用しましょう。
VPNとは仮想的に自分だけのインターネット専用線を作ることで、Wi-Fiにパスワードが掛かっていなくてもセキュリティを高めることができるというものです。
VPNはスマートフォンやパソコンなどで利用することができます。
利用料金は無料のものもあり、簡単な設定でセキュリティを高めることができますのでおすすめです。

Wi-Fiレンタルの場合

続いて、Wi-Fiレンタルについてご紹介します。
レンタルWi-Fiは様々な業者が提供していますが、どれも利用料が安いのが魅力です。
また、モバイルルータータイプですので、スマートフォンやパソコンの他にもWi-Fiに対応している端末であればインターネットに接続することができます。
一方で、充電しなければならないという手間や、持ち運びが面倒であるというようなデメリットもありますね。

日本で手続きOK

Wi-Fiレンタルは日本で手続きを行うことができます。
事前にWi-Fiレンタル会社に申し込みをすることで、自宅にモバイルルーターが届きます。
出国する空港によっては、現地で直接受け取ることができるWi-Fiレンタルもありますので、調べてみてくださいね。

レンタルWi-Fiの利用料ですが、データ量と通信タイプによって料金が異なります。
データ量は1日に利用する事ができる通信量のことです。
ウェブ検索、マップ、IP電話などであれば1日に使うデータ量はあまり多くはないと思いますので、データ量は少なくても問題ありません。
しかし、動画を閲覧する方、SNSに写真などをアップロードする方はデータ量が不足する可能性がありますので、大容量のプランがおすすめですね。

通信タイプには、3G通信と4G通信があります。
3Gタイプは低速ですが、料金は比較的安く、4G通信は逆に料金は高めですが、通信速度は高速です。
4G通信ですと、ウェブもスムーズに閲覧できますね。

サポート体制がちゃんとしている

Wi-Fiレンタルの会社は、モバイルルーターなどにトラブルがあった場合、本体交換などのサポートをしてくれます。
台湾の場合、現地にスタッフがいるレンタルWi-Fi会社もあり、故障時のサポートも簡単に受けることができますよ。

セキュリティがしっかりしている

モバイルルーターはフリーWi-Fiとは異なり、Wi-Fiにパスワードが付いています。
したがって、モバイルルーターに第三者が接続することはできず、個人情報を盗まれる可能性も少ないです。
個人情報を盗まれてしまうケースは、悪意のあるユーザーと同一の回線に接続しているときが多いです。
フリーWi-Fiは様々な人が接続するWi-Fiですので、たとえインターネットを利用していなくても個人情報が盗まれる可能性は十分あります。
モバイルルーターではこのような心配はありませんので、セキュリティを気にする方はレンタルWi-Fiを利用しましょう。

台湾のフリーWi-FiとレンタルWi-Fiはどちらがおすすめ?

台湾のフリーWi-FiにもレンタルWi-Fiにもメリット、デメリットが存在しますので、一概にどちらがおすすめと断言はできません。
あなたがWi-Fiを利用して何をしたいかによって、最適なものは変わってきます。

フリーWi-Fiをおすすめしたい方

フリーWi-Fiは、ほとんどインターネットを使わない、電車で移動する、主要な場所しか行かないという方にはおすすめです。
このような方であればそもそもインターネットをあまり利用しませんし、利用したとしても少ない時間ですので、わざわざ料金の発生するレンタルWi-Fiを利用する必要はありませんよね。

ほとんどネットを使わない

ほとんどネットを使わない方は、レンタルWi-Fiを利用したところであまり利用しないかと思います。
レンタルWi-Fiは利用しなくても1日毎に料金が発生しますので、無駄な出費となってしまう可能性が高いです。
1日1,500円ほどの料金が発生しますので、1週間滞在したとしても約10,000円の料金が発生します。
10,000円もあれば他の様々なことに利用できると思いますので、フリーWi-Fiを利用したほうがお得に思えますね。

電車で移動する

電車で移動するという方は、何かあったときは駅に行くことで行き帰りに困ることはなく、調べるものもないかと思います。
駅から近い観光地であれば、移動にタクシーなどを使うことも少なく、電車の時間のみ知ることができれば計画的に移動できます。
万が一のときは駅にフリーWi-Fiがありますので、インターネットに接続することもできます。
最近では電車内でもフリーWi-Fiを利用できる路線もありますので、電車に乗っている間もインターネットに接続でき、わざわざレンタルWi-Fiを契約する必要はありません。

主要な観光スポットしか行かない

主要な観光スポットしか行かないという方も、電車と同じようにフリーWi-Fiがあることがほとんどです。
また、主要な観光地であれば、道のりに標識があったり、ガイドの方がいたりするので、ネット検索しなくてもたどり着くことができそうです。

レンタルWi-Fiをおすすめしたい方

レンタルWi-Fiは、グループで旅行する方、日本語で手続きしたい方、常にWi-Fiに接続しておきたい方におすすめです。
台湾に初めて旅行する方を含め、少しでも不安のある方はレンタルWi-Fiを契約しておけば、万が一の時もすぐに連絡を取ることができますので、レンタルWi-Fiをおすすめします。

グループで旅行する

グループで旅行する方は、利用料金を割り勘することで、一人あたりの料金負担を少なくすることができます。
例えば、4人で1日2,000円ほどの大容量プランを契約しても、一人あたり約500円で利用することが可能です。
このように金銭負担も少なく、快適に利用することができますよ。

日本語で手続きしたい

台湾に到着後も、プリペイドSIMなどを購入すれば、通信環境を整えることはできます。
ですが、現地でプリペイドSIMを購入して設定するためには、台湾語を理解しなければいけません。
日本でレンタルWi-Fiを契約して現地に持っていく場合は、日本語での契約になるので誰でも簡単に契約することができます。
料金は現地の方が安い場合もありますが、日本で契約しておけば、万が一のときのサポートなども日本語で会話しながらサポートを受けることができますので、安心ですね。

常にWi-Fiに接続しておきたい

海外という慣れない地でインターネットが繋がらないのはとても不安ですよね。
万が一のことを考えたり、家族や友人に連絡を取りたかったり、あらゆる場面でフリーWi-Fiを探すのは大変ですよね。
レンタルWi-Fiは、モバイルルーターのバッテリーがある限り、インターネットに接続することができますのでおすすめですよ。

台湾のフリーWi-Fiの使い方

台湾のフリーWi-Fiの使い方についてご紹介します。
台湾のフリーWi-Fiは代表的なもので、Taipei Free、iTaiwan、Air port free Wi-Fiの3種類があります。
今回はこちらの3種類について紹介させていただきます。

『Taipei Free』

Taipei Freeは台北市を中心に展開されているフリーWi-Fiです。
Taipei Freeは駅や病院、図書館、学校など様々な場所で提供されているWi-Fiなので、台北市のほとんどの場所で利用できると思います。
ただ、現在はTaipei Free の申請には台湾の電話番号が必要になりました。
日本から事前に台湾で利用できるフリーWi-Fiを申し込みたい方は、以下のiTaiwanをご利用ください。

『iTaiwan』

続いてご紹介するフリーWi-FiはiTaiwanです。
こちらのフリーWi-Fiは事前登録が必要なので、少々手間がありますが、登録すると提携のフリーWi-Fiも利用することができますので、とても便利になりますよ。
登録方法は以下のとおりです。

事前登録をiTaiwanサイト上で行います。

入国予定日、地域、パスポート番号を入力することで、生年月日や申請日数、到着空港などを入力するテキストボックスが表示されますので、すべて入力しましょう。
・入力が終了すると同意画面が表示されますので、agreeをクリックしてください。
事前登録はこちらで終了です。

事前登録終了後、空港で入国する際にアカウントの有効化を行います。

iTaiwanのカウンターでパスポートを見せることでアカウントを有効化できます。
有効化後は対象のWi-Fiにログインすることで、フリーWi-Fiを利用することができますよ。

『Air port free Wi-Fi』

Air port free Wi-Fiは台湾の空港で利用できるフリーWi-Fiです。こちらの設定方法はとても簡単で、設定画面からAir port free Wi-Fiを選択するのみで、それ以外は特に設定の必要はありません。

台湾のレンタルWi-Fiを会社ごとに徹底比較!

台湾のレンタルWi-Fiを提供しているレンタル会社をご紹介します。
まずは表で比較し、次に各レンタル会社の特徴を紹介させていただきます。

グローバルWiFi台湾データFUN Wifi台湾イモトのWifiワイホーアジアンデータ
通信速度
料金670円から590円から680円から680円から590円から880円から
サポート

グローバルWiFi

グローバルWi-Fi
グローバルWi-Fiは世界各国で利用できるWi-Fiレンタルサービスです。
台湾以外にもアメリカやオーストラリア、韓国など日本人が旅行する地域のほとんどに対応しており、4G・5G通信のモバイルルーターが提供されていますので、高速通信を最安670円から利用できます。
グローバルWi-Fiは郵送での受け取りの他に、空港やコンビニでも端末が受け取り・返却ができ、羽田空港や成田空港などの国内19空港、35ヶ所のカウンターに加え、ハワイや韓国なら現地でも受け取り・返却が可能です。
詳しい受け取り場所は、グローバルWi-Fi公式サイト「受け取り・返却について」を確認してみてください。
またグローバルWi-Fiは、4G無制限プランや、5G無制限プランもありますので、データ容量を気にせずに利用できます。
無制限プランは台湾やアメリカなどの91ヶ国で対応していますよ。
さらにサポートはLINEや電話、メールなどといった様々なサービスから利用することができますので、万が一のときも安心です!

台湾データ

台湾データは台湾専用のレンタルWi-Fiサービスですので、利用料金がとにかく安いです。1日あたり590円で利用することができ、利用可能データ量も無制限と、データ量を気にすることなく利用できるWi-Fiレンタルサービスです。
出発の前日まで契約を受け付けているので、急な出張などにも対応できますよ。
グローバルWi-Fi同様、4G対応のモバイルルーターが提供されますので、高速通信も利用できます。

FUN Wi-Fi台湾

FUN Wi-Fi台湾は、台湾の台湾桃園空港で契約することができるWi-Fiレンタルサービスです。
到着日に空港のカウンターでモバイルルーターを受け取るので、出発前にモバイルルーターを忘れて利用できなかったというトラブルを防ぐことができます。
こちらも利用可能データ量が無制限なので、たくさん通信しても料金が変わりませんので、SNSなどに写真をアップロードする方も気兼ねなく利用することができますよ。
返却も空港のカウンターで出来る点が魅力的ですね。

イモトのWi-Fi

イモトのWi-Fiは、イメージキャクターとしてイモトさんを採用しているWi-Fiレンタル会社です。
イモトのWi-Fiは2種類の通信サービスを提供しています。
安くて通信速度が少し遅い3Gプラン、利用料金は3Gプランよりも高めだが通信速度が高速な4Gプランを提供しています。
また、他の会社にはない30日プランというものがあり、長期滞在の際は通常のプランよりもお得に利用できます。
また、複数の国で利用する場合の割引プランも用意されていて、複数の国に渡航予定の方は料金が他社よりもお得になるというメリットがあります。

ワイホー

ワイホーは様々な国のレンタルWi-Fiを手頃な料金で提供しているWi-Fiレンタル会社です。
台湾に限らず、様々な国のレンタルWi-Fiで最安値を誇っています。
また、オプションとして、万が一のときの保障なども充実しています。
アジアで利用できるWi-Fiなども展開していますので、台湾以外にアジア圏内で旅行する方におすすめです。
4G通信のモバイルルーターを利用できますので、通信速度も申し分なく、快適に利用することができますよ。

アジアンデータ

アジアンデータは台湾に限らず、アジア圏内で利用できるWi-Fiレンタルサービスです。
台湾を含む、11カ国の地域でデータ通信を1日あたり最安880円で利用することができますので、とてもお得ですよ。
4G通信で高速に利用することができ、バッテリーも最大14時間持続する大容量バッテリーを搭載していますので、電池切れを心配する必要もありません。
予備のモバイルバッテリーのオプションサービスもありますので、いちいち充電する手間が省けて嬉しいですね。

ここまで、6社のWi-Fiレンタルをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
初めて利用される方はどれを契約したら良いのかわからないと思います。
初めて台湾に渡航される方におすすめできるレンタルWi-Fiは、グローバルWi-Fiです。
グローバルWi-Fiは、サポートが充実していて、24時間体制でサポートを行っています。
電話やメール以外にもLINEでのサポートも行っていますので、手軽にサポートを受けることができます。

また、料金をとにかく安くしたいという方には台湾データですね。
台湾に特化していて、利用可能データ量も無制限なので、バンバン利用することができます。
SNSに写真をアップロードしたり、マップを頻繁に利用したりする方は、意外とデータ量を消費してしまいがちです
したがって、台湾データのようなデータ量無制限のプランが安心ですね。

台湾以外の国にも旅行される予定がある方は、イモトのWi-Fiやアジアンデータなど複数の国に対応しているモバイルルーターをおすすめします。
セット料金ということで、通常契約するよりもお得に利用することができますよ。

海外でレンタルWi-Fiを利用する時の注意点

海外でWi-Fiレンタルサービスを利用する際の注意点をご紹介します。
レンタルWi-Fiは便利ですが、間違った使い方をすると違約金を請求されたり、モバイルルーターが故障したりする可能性がありますので、注意しましょう。

端末に沿った設定を

Wi-Fiの設定は、端末に沿った設定を行いましょう。
モバイルルーターやスマートフォンなどの機器は電波を利用して通信するため、設定を間違えると、その国の電波法に抵触する可能性があります。
通常利用には問題ありませんが、よく知らずに設定を変更してしまうとこのような事態に発展する可能性がありますので、必要最低限の設定以外、設定項目は変更しないようにしましょう。

使い過ぎに注意

モバイルルーターは、プランによっては利用可能データ量が設定されていますので注意してください。
利用可能データ量を超えてデータ通信を行うと、通信を制限されたり、最悪接続できなくなったりする可能性があります。
データ量を超えてしまわないか不安な方は大容量のプランを契約するか、データ通信無制限のプランを契約することをおすすめします。

盗難や紛失に注意

盗難や紛失には十分注意してください。
盗難や紛失をしてしまった場合は、レンタル規約にも記載されているかと思いますが、損害賠償を支払う必要があるかもしれません。
利用者の不注意で機器を破損させてしまった場合も同様なので、カバンなどにモバイルルーターを入れず、身につける、チェーンなどで固定するなどして対策をとり、被害に合わないよう心がけましょう。

まとめ

台湾で利用できるWi-Fiサービスは、無料のフリーWi-Fiや有料のレンタルWi-Fiがあります。
この二つは利用できる場所、料金の有無、セキュリティなどが異なります。
また、レンタルWi-Fiはプランが色々ありますので、ご自身の用途を考え、最適なWi-Fiサービスを利用してください。
旅行がはじめての方、少しでも不安な方は安いものでも良いので、レンタルWi-Fiを契約しておくことで万が一に備えることもでき、おすすめです。

この記事を書いた人
福田ありさ

福田ありさ

ぴかまろ編集・ライティング担当。光回線の販売経験を活かして、インターネットサービスのあれこれをわかりやすくお伝えできるように日々奮闘しています。家でも光回線やスマホサービスを色々試しており、ユーザー目線でリアルな情報を発信できたらと思っています!よろしくお願いします。

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