「MR05LNは他の機種と何が違うの?おすすめな理由は?」
新生活も始まる時期となってきましたが、
引っ越しや一人暮らしを始めるにあたって、インターネットやモバイルルーターについてお悩みの方は多いのではないでしょうか?
NECのAterm MR05LNは、モバイルルーターについて比較する際に必ず名前が挙がるほど、その使い勝手に定評がある機種です。
当記事では、MR05LNがおすすめされる理由や口コミのまとめ、さらに使い方・設定方法についても解説しています。
この記事を読めば、MR05LNが優れているポイントがわかり、安心して利用し始めることができますよ。
皆さんが快適なインターネット生活を送るために、ぜひ当記事をお役立てください。
mr05lnとは
mr05lnはNECプラットフォームズが販売するSIMロックフリーのモバイルルーターです。
2016年9月から発売開始となり、当時からNECも「高性能モバイルルーター」と位置づけている商品です。
さて、このmr05lnについて使うことでどんなメリットを得ることができるのか、この製品の特徴などについて、以下で説明していきます。
モバイルルーターを使うメリット
そもそもmr05lnといった、モバイルルーターの購入を検討しているということは、スマートフォンなどの速度では満足できない、もしくはそれらとは別の回線を持ちたい、といった希望があるでしょう。
しかし、モバイルルーターを持つことは、正直に申し上げれば、荷物が増える事となります。
あまり好まない方もいるのではないでしょうか。
それでは、スマートフォンと比較して、どの点がどう異なるのか、以下の項目で説明しましょう。
持ち運びとバッテリーの関係
これはスマートフォンも一緒ではありますが、持ち運ぶことで、インターネット環境を整備することができます。
スマートフォンも、モバイルルーターもこの点では同じため、大きく比較できません。
しかし、常時通信するなど、継続して利用することを考えている場合、バッテリー容量の問題があるでしょう。
バッテリー容量で比較した場合、iPhone Xは公表されていませんが、約2,600mAh, mr05lnは約2,500mAhとなっています。
単純に考えればiPhone Xの方が容量が大きい、と考えるでしょう。
しかし、スマートフォンの電話機能、メッセージ機能などを利用していれば、より電池残量を消費することでしょう。
カメラやゲームなど、複数の機能を利用すれば、より影響が出るでしょう。
対してmr05lnは、電話やメッセージ機能などが搭載されない、モバイルルーターとして機能します。
ゆえに、電池残量は相対的にmr05lnの方が、持つと言えるのではないでしょうか。
有線接続・ホームルーターとして利用可能
mr05lnは専用クレードルを利用することで、ホームルーターとして利用することができます。
また、USBケーブルを利用してパソコンなどと接続することで、有線接続扱いとなります。
ホームルーターとして活用できることは、旅先で、出張先でホテルなどの回線を利用するときに使えるでしょう。
有線LAN接続では物理的にLANケーブルを繋いでおける範囲が決まってしまいます。
そのため、必ずしも自分の考えている、快適な環境を整えることができないことがあります。
そんなお悩みを改善するのが、mr05lnの良さです。
スマートフォンではこれは対応しておらず、大きなメリットと言えるでしょう。
デュアルSIM対応
mr05lnではnanoSIMを2枚刺すことができ、それぞれの回線を切り替えて利用することができます。
動画を見る用、メッセージを送る用など、利用用途を分けて、SIMカードを契約している方も増えています。
mr05lnは約10秒ほどでSIMの切り替えができます。
自分が思ったとき、必要性に応じて素早く切り替えができることが強みです。
複数のSIMカードを利用する予定があるなら、切り替えが早く、ストレスフリーとなるだろうこの機能は注目に値するべきでしょう。
スマートフォンにもデュアルSIM対応はありますが、少なくともSIM切り替えとテザリング設定はここまで早くできません。
通信速度について
LTE-Advanced, 3波キャリアアグリゲーションに対応
皆さんキャリアアグリゲーションという機能についてご存知でしょうか。
mr05lnは通信速度を高めるため、3つの電波を同時に受信し、回線速度を高める機能が搭載されています。
近年のスマートフォンであれば対応している商品も多いですが、モバイルルーターで3波キャリアアグリゲーションに対応している商品は非常に少ないといえ、この製品の大きな強みと言えるでしょう。
なおご承知の通り、3つの電波を掴む必要があるため、それらを受信できる環境でなければ、最高の性能を出すことができません。
地域の影響を受けるとはいえ、回線の空きがあれば、理論上はこれだけのスピードを出すことができます。
wifiでの接続速度は最大867Mbps
クレードルを利用し、mr05lnをホームルーターとして活用する方法も先んじてお伝えしましたが、この速度どの程度でしょうか。
IEEE802.11acに対応しているmr05lnでは、理論上、最大で867Mbpsを出すことができます。
ただし、利用する回線次第となり、3波キャリアアグリゲーションを利用するのか、もしくは固定回線を利用するのかによって大きく異なるでしょう。
mr05lnの良い口コミ、悪い口コミ
良い口コミ
多様な使い方を示している方が多い印象です。
評価も高く、購入を悩んでいる方の一助となるのではないでしょうか。
なお、楽天が通信事業者として参入することで、MNOとなる訳ですが、現状、対応しているのがモバイルルーターであれば、mr05lnであるという点も評価に値するでしょう。
携帯キャリア3社ごとに微妙に違う
ルータも買うやつによっては対応してるものしてないものある
MR05LNは対応してるのがすごく幅広いので持ち運び用ではさいつよ— まこぷ (@makopooy) March 18, 2019
「現在販売されている楽天モバイルの機種で、楽天の自社回線に対応するスマホはシャープのAQUOSシリーズやOPPOの3機種、そしてHuawei nova lite 3のみ。ルーターもNECの「Aterm MR05LN」1機種だけで、その他の製品は非対応とされています。」
— Kenzi NOIKE (@knoike) March 24, 2019
ThinkPad A485の出先運用テスト。二枚目の写真がUQモバイル+MR05LNの、三枚目がLinksMate+iPhoneSEでのスピードテスト結果、うん、どちらも速い(笑) pic.twitter.com/9d7pr3oIBB
— せいりゅP@目指すぞバンナムフェス2nd (@seiryux68) March 10, 2019
Aterm MR05LNの設定項目に自動SIM切り替え機能があります。時刻に合わせて切り替えが可能で、例えば普段は安価なMVNO、混雑時(12時~13時とか)をワイモバイルを使用するといった工夫が可能です。かしこい! pic.twitter.com/KxC0p6PMQG
— ASUS好きのZenBlog (@ASUS_ZenBlog) March 8, 2018
悪い口コミ
良い口コミに比べて、あまり見当たらないのが印象的でした。
高価格帯の商品であることと、手を出しづらいと考えている方が多いからでしょうか?
MR05LN(ルーター)これ勢いで買っちゃったけど、本当に必要か自問自答してる…
もう少し性能が悪くて安いやつで良かったんじゃないかと…— したぎ (@shitagi_d) April 1, 2019
MR05LNが勝手に再起動するなあ。
— Nobuyoshi Sato (リサイクル中,3回目) (@7n2jju) March 14, 2019
mr05lnの使い方と設定方法
さて、ここからはmr05lnの使い方についてお伝えします。
購入したら、このページを見て設定方法を繰り返し見ましょう。
nanoSIMカードを挿入し、電池パックを取り付ける
mr05lnはnanoSIMを利用します。本体裏側、カバーを外したところに、SIMを2つ入れるスペースがあります。
こちらにSIMカードを挿入し、電池パックを取り付け、裏カバーをつけます。
間違っても電源を投入した状態での作業はやめましょう。
SIMカードの金色の部分、読み取り部分となる訳ですが、ここはできるだけ触らないようにしましょう。
後に不具合の原因となる可能性もあります。
なお、裏カバーは脱落しないようにしっかりとつけてください。
設定ウィザートを開始する
電源を入れることで、設定ウィザードが開始されます。
まず、画面の表示に従って設定を行いましょう。
無線LAN設定を行う
ここで、WPSを利用か、もしくは手動設定を選択する画面となっているでしょう。
WPSは対応しているのであれば、ボタンを押すだけの簡単な作業となりますが、機器がそれぞれ対応しているか確認が必要です。
スマートフォンでは対応していない場合がほとんどのため、以下の手動設定の必要があります。
手動設定の場合、SSIDとパスワードを対象機器に入力する必要があります。
少々面倒ではありますが、後にこのパスワードは複数の機器をつなげる際に利用するため、先になれるため、実施しても良いかもしれません。
APN設定を行う
機器への接続設定が完了すると、APN設定画面が表示されます。新規追加ボタンを押します。
契約したSIMカードの会社が提供しているAPN情報をリストから選択しましょう。
通信事業者名を選択します。
なお、APN情報がわからない場合、契約した書類や、通信事業者のWEBページに記載がある場合が多いです。
チェックしてみましょう。
APNリストの中に必要な情報がないとき
APN情報がmr05lnのリスト内にない場合、手動にて設定する必要がります。
必要な情報は、
- サービス名(ただしこれは自分が分かれば良い)
- APN
- ユーザー名
- パスワード
- 認証方式
となります。
これらは通信事業者のWEBページにて、公開されている情報です。
不明な場合、WEB検索でチェックするのが確実です。
バージョンアップ作業を行う
メンテナンスバージョンアップについて、文書が表示されるため、一番下までスクロールすると、OKが押せるようになります。
なお、新バージョンがあればこの時点でダウンロード等行えますが、後日手動で実施したほうが確実かもしれません。
時間の余裕があるときに行いましょう。
無線のマークが出ていることを確認する
APN情報を入力して下さい、といった表示が出る場合、選択した、もしくは入力したAPN情報が違う可能性があります。確認しましょう。
無線の電波のマークが表示されていれば、設定完了です。お疲れ様でした。
うまく動作しない場合
うまく動作しないのは、利用するSIMの選択が違っている可能性、SIMカードの読み取りがうまくできていない可能性、端末の不良など、様々な要因があります。
SIMカードの選択、読み取り不良、端末不良の順に疑ってみましょう。
なお、読み取り不良の可能性もない場合、端末リセットで効果があるかもしれません。
初期化する方法
設定→メンテナンス→初期化
と選択し、初期化を行います。
なお、初期化完了後は設定ウィザードが再開しますので、改めて作業を行ってみましょう。
これでも通信ができない場合は、通信事業者や端末購入店にサポートを依頼しても良いかもしれませんね。
まとめ
ここまでmr05lnについて、解説をしてきました。
高級なモバイルルーターであることに違いはありません。
しかしその分、性能がピカイチであるとも言えるでしょう。
この記事を見て、mr05lnを購入し、使ってみたいとお感じになっていただけたら幸いです。
ぜひ新生活に向けて、改めて検討してみてはいかがでしょうか。