「フレッツ光のルーターは購入とレンタルのどちらが良いの?」そんな疑問にお答えします!
この記事では、フレッツ光の対応ルーターやおすすめのルーターについてもご紹介♪
また、初期設定の方法についても解説していますので、これを読めばスムーズにフレッツ光の利用を開始できるはずです。
参考にしてみてください。
※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。
目次
フレッツ光のルーターはレンタルと購入どちらがおすすめ?
フレッツ光のルーターはレンタルと購入どちらがおすすめでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
ルーターレンタルするメリット・デメリット
ルーターをレンタルする事で得られるメリット・デメリットについて説明します。
まずはメリットについて見ていきましょう。
レンタルのメリット
- NTTがルーターを設置してくれる
- ルーターの設定サポートがある
- 使わなくなったら解約できる
ルーターをレンタルすると、NTTが設置してくれますし、ルーター設定のサポートもあるので設定に自信がない場合、レンタルは便利です。
レンタルのデメリット
- ルーターの種類が選べない
- 2年以上使用する場合、購入したほうが安い
- 故障や不具合以外では交換してもらえない
ルーターをレンタルするとメリットばかりではなくデメリットもあります。
長期間レンタルする場合、利用料金が高額になり、購入した方が安くなってしまいます。
ルーターのレンタルがおすすめなのはこんな方
ルーターのレンタルがおすすめなのは以下のような人です。
- ひかり電話を利用している、利用したい人
- 回線機器を1つにして省スペースにしたい人
- ネット接続や設定にあまり詳しくない人
- 機器の不具合・故障を自分で解決できない人
ネット接続や設定にあまり詳しくない人でも、レンタルを利用すれば安定したネット環境を整えることが出来るので、おすすめです。
ルーターを購入するメリット・デメリット
次にルーターを購入するメリット・デメリットについて説明します。
購入するメリット
- ルーターを自分で選べる
- 2年以上使う場合、たいていのルーターはレンタルよりも安く済む
- いったん購入するとランニングコストがかからない
- フレッツ光を解約し別の光回線に乗り換えても使用できる
戸建てや2部屋以上ある自宅で、複数端末をWi-Fiでつないで高速通信を行いたい人は、ルーターを購入して自分で設定した方がコスパは良いです。
購入するとランニングコストもかかりません。
購入するデメリット
- Wi-Fiの仕組みやスペックをある程度理解していないと選ぶのが難しい
- ルーターの不具合はNTT側ではサポートされない
あまり詳しくない人はどれを選んだらいいのか悩んでしまうでしょう。
万が一不具合があってもレンタルの時のようにNTTがサポートしてくれません。
ルーターの購入がおすすめなのはこんな方
ルーターの購入がおすすめなのは以下のような人です。
- ひかり電話を使っていない、今後も必要ない人
- 自分でWi-Fi機器を設置して無線LAN環境を作れる人
- 安く済ませたい人
自分で購入したルーターの故障では、サポートがないので、リスクを考えてレンタルを選択をする人もいます。
ただしある程度知識もあり、コスパを良くしたいなら購入がおすすめです。
NTTからレンタルできるルーター(ホームゲートウェイ)
NTTからルーターをレンタルする場合、貸し出されるのは様々な機能が付随しているホームゲートウェイという機器になります。
ホームゲートウェイは、ルーターに「ONUの機能」と「ひかり電話の受信機能」2つの機能が追加されたものです。
ただし、ホームゲートウェイ単体ではWi-Fi接続ができません。
別オプションの無線LANカードを契約し、ホームゲートウェイに差し込むことでWi-Fiが使えるようになります。
ホームゲートウェイさえあれば、改めてルーターを用意する必要はありません。
ホームゲートウェイのレンタル費用
ホームゲートウェイは、フレッツ光を契約する際にレンタルするかしないかを選ぶことになります。
では、ホームゲートウェイのレンタル費用を見ていきましょう。
レンタル費用は東日本と西日本とでは異なります。
NTT東日本
フレッツ光ネクスト マンションギガラインタイプの場合
ホームゲートウェイ本体+無線LAN | 825円/月 |
追加無線LANカード | 330円/月 |
NTT西日本
ホームゲートウェイ本体+無線LAN | 低価格プラン(2年契約) 275円/月 | 標準プラン 495円/月 |
無線LANカード | 110円/月 |
ホームゲートウェイの種類
レンタルルーターホームゲートウェイの種類と、スペックを見ていきましょう。
PR-600/RX-600 | |||
LANポート | インターフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX | |
コネクタ形状 | 8ピンモジュラージャック(RJ-45) | ||
ポート数 | 4ポート(スイッチングハブ内蔵) | ||
拡張カードスロット | インターフェース | Express Card/34(PCI Express)準拠 | |
スロット数 | 1スロット | ||
電話機ポート | コネクタ形状 | 6ピンモジュラージャック(RJ-11) | |
ポート数 | 2ポート | ||
USBポート | インターフェース | USB2.0 | |
コネクタ形状 | タイプAコネクタ | ||
ポート数 | 2ポート | ||
外形寸法 | 単体型 | 45(W)× 171(D)× 222(H)mm(突起部を除く) | |
GE-ONU一体型、GV-ONU一体型 | 45(W)× 171(D)× 258(H)mm(突起部を除く) | ||
内蔵無線LAN機能 | 伝送速度(5GHz帯) | IEEE802.11a | 最大54Mbps(自動切換) |
IEEE802.11ac | 最大1733Mbps(帯域幅80MHz の場合)(自動切換) | ||
IEEE802.11n | 最大600Mbps(帯域幅40MHz の場合)(自動切換) |
PR-500/RT-500 | |||
LANポート | インターフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX | |
コネクタ形状 | 8ピンモジュラージャック(RJ-45) | ||
ポート数 | 4ポート(スイッチングハブ内蔵) | ||
拡張カードスロット | インターフェース | Express Card/34(PCI Express)準拠 | |
スロット数 | 1スロット | ||
電話機ポート | コネクタ形状 | 6ピンモジュラージャック(RJ-11) | |
ポート数 | 2ポート | ||
USBポート | インターフェース | USB2.0 | |
コネクタ形状 | タイプAコネクタ | ||
ポート数 | 2ポート | ||
外形寸法 | 単体型 | 40(W)× 171(D)× 188(H)mm(突起部を除く) | |
GE-ONU一体型、GV-ONU一体型 | 45(W)× 171(D)× 258(H)mm(突起部を除く) | ||
内蔵無線LAN機能 | 伝送速度(5GHz帯) | IEEE802.11a | 最大54Mbps(自動切換) |
IEEE802.11ac | 最大1300Mbps(自動切換) | ||
IEEE802.11n | 最大450Mbps(自動切換) |
RS-500 | |||
LANポート | インターフェース | 1000BASE-T/100BASE-TX | |
コネクタ形状 | 8ピンモジュラージャック(RJ-45) | ||
ポート数 | 4ポート(スイッチングハブ内蔵) | ||
電話機ポート | コネクタ形状 | 6ピンモジュラージャック(RJ-11) | |
ポート数 | 2ポート | ||
USBポート | インターフェース | USB2.0 | |
コネクタ形状 | タイプAコネクタ | ||
ポート数 | 2ポート | ||
外形寸法 | 45(W)× 171(D)× 248(H)mm(突起部、スタンドを除く) | ||
内蔵無線LAN機能 | 伝送速度(2.4GHz帯) | IEEE802.11b | 最大11Mbps(自動切換) |
IEEE802.11g | 最大54Mbps(自動切換) | ||
IEEE802.11n | 最大450Mbps(自動切換) | ||
伝送速度(5GHz帯) | IEEE802.11a | 最大54Mbps(自動切換) | |
IEEE802.11ac | 最大1300Mbps(自動切換) | ||
IEEE802.11n | 最大450Mbps(自動切換) |
ひかり電話には、対応機器のレンタルが必要
ひかり電話には、対応機器のレンタルが必要です。
ひかり電話対応機器には、標準タイプと無線LANタイプがあります。
ひかり電話対応機器(標準タイプ) | ホームゲートウェイ PR-500シリーズ RT-500シリーズ ひかり電話ルーター PR-500シリーズ RT-500シリーズ PR-400シリーズ RV-440シリーズ RT-400シリーズ RT-S300シリーズ PR-S300シリーズ RV-S340シリーズ PR-200NE RV-230シリーズ ひかり電話ルーター RT-200シリーズ |
ひかり電話対応機器(標準タイプ) | ホームゲートウェイRS-500シリーズ ひかり電話ルーターRS-500シリーズ ひかり電話ルーター RT-A300シリーズ PR-A300シリーズ RV-A300シリーズ |
ホームゲートウェイの交換は可能?
経年劣化、故障などの場合無料交換が可能です。
故障が原因でのモデムの交換は、フレッツ光のサポートセンターへ電話で問い合わせるか、サポートページから申し込みます。
電話:0120-000113 (故障時サポート)
※24時間受付(午後5時~翌日午前9時は録音受付)
Web:公式ページ■フレッツ光 NTT西日本
電話:0120-248995 (故障時サポート)
※24時間受付(午後5時~翌日午前9時は録音受付)
Web:公式ページ
上記の問い合わせ先から連絡し、機器の状況を伝えて故障であれば交換のための手続きをしてもらえます。
ただし、ユーザー都合の故障の場合、機器代金や出張料などが加算されます。
料金はNTT東西共通です。
内容 | 料金 |
出張費 | 4,950円 |
交換工事費 | 1,100円 |
ルーター設置費 | 1,650円 |
ホームゲートウェイの設定方法
ホームゲートウェイの設定方法を紹介します。
レンタル時についてくる、設定ガイドに沿って行います。
- STEP1:ホームゲートウェイとパソコンをLANケーブルで接続する
- STEP2:Web設定画面を開く
パソコンのブラウザに[http://ntt.setup/]と打ち込むか、NTTから送られてくる専用ソフトを使いルーターの設定画面にアクセスします。
- STEP3:(初回のみ)機器設定用パスワードを設定
- STEP4:ユーザー名とパスワードを入力しログイン
IDは『user』、パスワードは初回設定時に自分で決めたパスワードです。
- STEP5:設定ウィザードに情報を入力
プロバイダのIDとパスワードが必要です。
プロバイダから送られてくる書類に記載されています。
ホームゲートウェイが繋がらないときの対処法
ホームゲートウェイが繋がらないときの対処法を見ていきましょう。
再起動
ホームゲートウェイが繋がらないときの対処法として、簡単に試すことができるのが再起動です。
インターネットに関係する機器であれば全部再起動してみましょう。
再起動することによって、不具合が改善できます。
《機器の再起動の手順》
- 配線の抜け・緩みがないかを確認した後、電源状況を確認してください。
- インターネット機器接続の電源プラグを抜きます。
- 10秒ほど待った後、再び電源プラグをつなぎます。
- 一度全ランプが点灯した後に消灯します。正常な状態に戻るまで2分程度かかります。
- パソコンを起動し、インターネットに接続できるか確認してください。
ネットワーク機器の設定や配線を確認
ホームゲートウェイが繋がらないときは、ネットワーク機器の設定や配線を確認します。
ケーブルに緩みがないか、などを確認しましょう。
また、Wi-Fiでつながらない場合は有線で接続してみます。
有線でも繋がらない場合はルーター側のLANポートの差し場所が間違っていないかを確認しましょう。
工事や障害の情報をチェック
自宅内のルーター・ネットワーク周りにも特に問題がなさそうであれば、工事や障害の情報をチェックします。
インターネット回線が、工事や一時的な障害などで止まっている場合や、混雑している状況であることが考えられます。
工事情報や障害情報は、回線の公式サイトで確認可能です。
接続機器のランプの状況を確認
有線でインターネットが繋がらない場合、周辺機器やデバイス、接続設定にも問題がなければ、回線事業者から借りているONU(モデム)やルーターのランプを見てみましょう。
ONUやルーターのランプが消灯していたり、点灯しているはずのランプがついていなかったりと正常に動作していない場合は、再起動を行って不具合が改善するかを試しみてください。
インターネットにつながらないときに真っ先にチェックすべきなのは、POWERランプです。
無線LANルーターが正常に動作していればPOWERランプは緑色に点灯しますが、橙色に点滅している場合は何らかの異常が起こっている可能性があります。
再起動させてもPOWERランプの橙色の状態が変わらない場合は、ルーターが故障している可能性も考えられます。
ホームゲートウェイの返却方法
レンタルしたホームゲートウェイを返却する方法について説明します。
《返却手順》
- 回収袋に、外した機械と電源アダプターを入れます。
- 着払い伝票に名前、住所、連絡先を記入し袋へ貼り付けます。
- 3指定の配送会社へ集積依頼をするか、コンビニ等から返却をします。
フレッツ光のルーターを購入するときの選び方
フレッツ光のルーターを購入するときには以下のポイントに気を付けて選びましょう。
- フレッツ光対応の他社ブロードバンドルーターを選ぶ
- 無線の通信規格で選ぶ
- 最大転送速度を確認
- 自動接続機能をチェックする
- 速度の安定にはビームフォーミング機能付き
それぞれについて下記の項目で詳しく説明します。
フレッツ光対応の他社ブロードバンドルーターを選ぶ
フレッツ光のルーターを購入するときには、フレッツ光対応の他社ブロードバンドルーターを選びましょう。
対応機器は、公式サイトの対応状況一覧表から確認できます。
無線の通信規格で選ぶ
フレッツ光のルーターを購入するときには、無線の通信規格で選びましょう。
無線ルーターには対応の通信規格があり、それによって特徴が異なります。
IPv6通信対応機種を選ぶ
インターネット接続の速度改善が期待できる、新しい通信方法がIPv6です。
対応の通信サービスや機器であれば、従来よりもストレスなく通信できるため、自分の利用している回線がIPv6に対応しているのであれば、IPv6通信対応機種を選びましょう。
セキュリティの規格もチェック
家中どこでもネットに接続できるようになる便利な無線LANですが、通信内容が盗聴されたり、第三者が無断で利用するかもしれないといった不安もつきまといます。
セキュリティの規格もチェックしましょう。
最大転送速度を確認
最大転送速度は必ず確認する必要があります。光回線の速度を無駄にしないためにも、できれば最新の通信規格「IEEE802.11ac」対応のルーターを選びましょう。
電波の干渉を受けにくい5GHzの周波数帯を利用しているのもポイント。
同時に複数のパソコンやスマホ等を接続したとしても「11ac」対応なら安定して速い通信が可能です。
自動接続機能をチェックする
無線LANルーターを導入してもちゃんと設定できるか不安に感じる人もいるでしょう。
不安解消のためにも自動接続機能をチェックします。
無線LANルーターは、簡単な操作で接続設定ができるセットアップ機能を搭載したモデルがほとんどです。
しかし、機種によって対応する機器などが異なります。
速度の安定にはビームフォーミング機能付き
「ビームフォーミング」対応Wi-Fiルーターなら、子機側の位置や距離を判別し、電波を最適に届けることで、転送速度・安定性が向上します。
障害物によって電波が届きにくい場所に置いても快適&高速で利用できます。
端末の通信速度を安定させたい方におすすめの機能です。
市販のフレッツ光ルーターおすすめ2選
市販のフレッツ光対応のルーターのおすすめ商品を2つ紹介します。
バッファロー「AirStation WSR-5400AX6-MB」
「AirStation WSR-5400AX6」は、2020年7月上旬に発売したばかり。
上から見るとひし型のような形状をしています。
縦置きのほか壁掛けにも対応。
・AirStation WSR-5400AX6-MBのスペック
接続環境 | 3階建て(戸建て) 4LDK(マンション) 30台 10人 |
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
周波数 | 2.4/5GHz |
無線LAN速度(5GHz) | 4803 Mbps |
無線LAN速度(2.4GHz) | 573 Mbps |
アンテナ数 | 5GHz:4本/2.4GHz:2本 |
ストリーム数 | 5GHz:4ストリーム/2.4GHz:2ストリーム |
セキュリティ規格 | WPA WPA2 WPA3 WEP |
有線LAN(HUB)速度 | 10/100/1000Mbps |
有線LAN(HUB)ポート数 | 4 |
NECプラットフォームズ「Aterm WX3000HP」
NECプラットフォームズ「Aterm WX3000HP」は、アンテナ内蔵でスッキリとした見た目が特徴的です。
Wi-Fi 6対応の高性能アンテナを本体に内蔵。
「ワイドレンジアンテナ」で、スマホをいろいろな角度で使っても電波の強弱がなく、しっかり届きます。
・Aterm WX3000HPのスペック
接続環境 | 3階建て(戸建て) 4LDK(マンション) 36台 12人 |
無線LAN規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
周波数 | 2.4/5GHz |
無線LAN速度(5GHz) | 2402 Mbps |
無線LAN速度(2.4GHz) | 574 Mbps |
アンテナ数 | 2×2(5GHz帯)/2×2(2.4GHz帯) |
ストリーム数 | 2ストリーム(5GHz帯)/2ストリーム(2.4GHz帯) |
セキュリティ規格 | WPA WPA2 WPA3 WEP |
有線LAN(HUB)速度 | 100/1000Mbps |
有線LAN(HUB)ポート数 | 4 |
まとめ
Wi-Fi接続するには欠かせないフレッツ光のルーターは、NTTからレンタルすることも出来ますし、自分で購入して接続することも可能です。
- レンタルはNTTがルーターを設置&サポートあり
- レンタルはルーターの規格が選べない
- 購入は自分で選べて、購入するとランニングコストがかからない
- 購入するとNTTのサポートは受けられない
少しでも安い方が良いならルーターは自分で購入すると良いでしょう。
ただし、設定に不安があったりサポートを受けたいならレンタルがおすすめです。
どちらが自分に合っているかを考えてから、決めましょう。