エレコムのルーターを選ぶ際のチェックポイントやおすすめのルーターについてとことん解説します。また、購入後の設定方法やルーターが繋がらなくなってしまった場合の原因と対処法についてまとめました。エレコムのルーターの購入を検討されている方や現在使用していて不具合があってお困りの方など、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※本記事は2024/3/1時点の情報です。詳細は各公式ページをご参照ください。
目次
エレコムのルーターを選ぶ際のチェックポイントとは?
エレコムは様々なルーターを販売しているので、どのルーターを選べば良いかわかりませんよね。
今回はエレコムのおすすめのルーターをご紹介します。
無線LANと有線LANどちらを使うか
ルーターには、大きく分けて無線LANと有線LANの2種類あります。
無線LANルーターは、スマートフォンやパソコンの無線LAN機能を利用してインターネットに接続するものです。
パソコンを持ち運ぶことが多い方は、無線LANを利用すると便利でしょう。
一方の有線LANは、基本的にパソコンやNASなどLAN端子が搭載されている機器をネットワークに接続するために利用します。
有線LANを利用することで、電波の影響を受けることがなくなりますので、安定した通信を行いたいときにおすすめです。
パソコンは無線LANと有線LANの両方を搭載していることが多いので、インターネットを利用する状況によって使い分けると良いでしょう。
通信規格
無線LANには数種類の規格があり、「11ac」が最新です。
11acの規格だと、機種によっては速度が1Gbpsを超えるので、インターネットを高速で利用できます。
また、11acは通信に利用する周波数が5GHzと混信に強いので、他に電波を利用する機器を使用していても快適に通信できる点が特徴です。
なお、従来の規格としては11n、11gなどがあります。
11nは最大通信速度が1Gbpsには届きませんが、2.4GHzと5GHzの電波を利用して通信できるので、対応機器が多く、通信が安定している点がメリットです。
対して11gは、最大通信速度が50Mbps程度と低速です。
古いゲーム機は11gの規格を利用していますので、11gに対応した無線LANを利用すると、インターネットを利用することができます。
なお、現在販売している無線LANルーターは、大抵が11ac、11n、11gに対応しています。
一方、有線LANの規格は1000BASE-T、100BASE-TXなどがあります。
有線LANは規格が少なく、規格名の数字部分で通信速度が分かりますので、違いが分かりやすいでしょう。
最大速度
無線LANの最大速度は、11ac、11n、11gの順に速く、それぞれ6.9Gbps、600Mbps、54Mbpsです。
11nや111acの規格が開発されたときは、従来の規格より最大通信速度が10倍になったので、驚かれた方も多かったでしょう。
現在は「11ax」という新規格が開発されており、最大通信速度は9.6Gbpsです。
11axは、混み合っている場合や電波が弱い場合でも快適に通信できる規格なので、利用できる日が待ち遠しいですね。
有線LANの速度
有線LANの速度は、1000BASEが最大1Gbps、100BASEは100Mbpsです。
先に説明したように、規格の数字と通信速度が一致しています。
アンテナの性能
無線LANを利用する上で、アンテナの性能は重要です。
アンテナは電波を送信するために利用しますので、性能によって通信速度や通信エリアが大きく異なります。
エレコムのルーターは、高性能な機種ほど高機能なアンテナを搭載していますので、通信速度や通信エリアを気にする方は、価格が高めの高性能ルーターを購入しましょう。
付加機能
エレコムのルーターには、様々な付加機能があります。
特に、トレンドマイクロ社との協業で実現したセキュリティ保護機能は便利です。
テレビやエアコンなど、セキュリティソフトをインストールできないIoT機器(パソコンやスマホなどIT機器以外でネットに接続された機器)を、インターネット上の悪意ある攻撃の脅威から守ります。
他にもネットワークに接続している機器の一覧を表示したり、ネット接続できる時間を制限できる機能も搭載されていますので、お子さんにインターネットを利用させる際も安心です。
エレコムのおすすめルーター7選!
エレコムのルーターには様々な種類がありますが、今回はおすすめの7機種をご紹介します。
各機種の特徴を参考に、あなたの利用用途にあったルーターを見つけてください。
BRC-FEBK
BRC-FEBKは有線LANルーターで、最大100Mbpsの通信に対応しています。
お値段はネットショッピングの最安値で約1,700円とお手頃なので、有線LANを利用してみたい方は入門用としておすすめです。
ポートは4つ搭載ありますから、最大で4つの端末を接続できるのも嬉しいポイントです。
WRC-F1167ACG
WRC-F1167ACGは11ac規格対応の無線LANルーターです。
最大通信速度は867Mbpsで、無線LANとしては標準的な通信速度だと言えるでしょう。
生産は終了していますが、ネットで探すと発売当初よりも価格が安くなっており、約5,000円で購入できます。
WRC-2533GHBK2-T
WRC-2533GHBK2-Tは11ac対応で、最大通信速度が1733Mbpsです。
11nの通信速度も最大800Mbpsで利用できますので、通信速度を重視する方におすすめします。
なお、価格はネットショッピングの最安値で約7,000円です。
WRC-1750GSV
WRC-1750GSVはIPv6に対応した無線LANルーターです。
IPv6は高速通信できる規格で、従来の通信速度が数倍までアップすることがあるため、快適にインターネットを利用できます。
価格を調べたところ、ネットでは約6,000円が最安値でした。
WRC-2533GST
WRC-2533GSTは、トレンドマイクロ社のセキュリティを搭載した無線LANルーターです。
パソコンの他に、テレビなどのIoT機器をインターネットの脅威から守ることができるので、セキュリティを気にする方におすすめします。
価格はネットショッピングの最安値で約9,000円です。
WRC-1167GHBK2-S
WRC-1167GHBK2-Sは、入門用のルーターとしておすすめです。
価格はネットの最安値で約3,000円と安いですし、11ac規格に対応しているため通信も高速です。
WRC-F300NF
WRC-F300NFはコンパクトな無線LANルーターで、旅行に行く際でも手軽に持ち運びできます。
通信規格は11nまでしか対応していませんが、最安値なら約4,000円で購入できます。
エレコムのルーターの設定方法
エレコムのルーター(WRCシリーズ)を設定するには、まずルーターを設置して電源を入れてください。
この時、ルーターの背面にあるモードスイッチが「RTモード」になっていることを確認します。
ルーターを設置した後は、スマホ・タブレット・パソコンのいずれかで設定しましょう。
iPhone・iPadでの設定方法
「QR link」アプリをインストールしてルーターに同梱されたQRコードを読み取ると、簡単に無線LANの設定ができます。
Androidスマホ・タブレットでの設定方法
iPhone・iPadと同じく、「QR link」アプリをインストールすると簡単に設定できます。
Windowsパソコンでの設定方法
ルーターに付属する「かんたんセットアップCD」をセットして、画面の指示に従って操作すると設定できます。
Mac・CDドライブのないパソコンでの設定方法
有線もしくは無線で設定可能です。
有線で設定する場合はこちらへ。
無線で設定する場合はこちらへ。
エレコムのルーターが繋がらない時の原因と対処法とは?
続いては、エレコムのルーターが繋がらない時の原因と対処法をご紹介します。
有線LANルーターの場合
有線LANルーターが繋がらない原因は、ほとんどの場合LANケーブルの不具合かルーターの不具合です。
パソコンのみが繋がらない(原因/対処法)
パソコンのみが繋がらない場合はパソコンの不具合の可能性があります。
まずはパソコンを再起動してみましょう。
再起動しても症状が改善されない場合は接続しているLANポートを変更してみましょう。
それで接続できた場合は前に接続していたLANポートの故障の可能性がありますので、修理に出すかそのLANポートを使用しないようにしましょう。
ほかのLANポートに接続しても接続できなかった場合は、パソコンのLANポートの故障の可能性がありますので、パソコンの修理をしましょう。
すべての端末が繋がらない(原因/対処法)
パソコン・スマホ・タブレットなど、すべての端末がインターネットに接続できない場合は、ルーターが故障している可能性があります。
ルーターの故障かどうか確かめるために、ルーターを再起動してみましょう。
もし再起動しても端末がインターネットに接続できない場合は、ルーターが故障している可能性が高いので、修理してください。
無線LANルーターの場合
無線LANルーターの場合は電波を利用してインターネットへの接続を行うため、接続できない原因は様々です。
wifiの電波が届いていない(原因/対処法)
インターネットに接続したい端末を確認して、Wi-Fiの電波が届いていない場合は、ルーターの近くで端末を利用しましょう。
Wi-Fiの電波は障害物に弱く、壁などを何枚も挟むと電波が弱くなって通信しにくくなります。
また、水も電波を吸収するため、水回りにルーターを置くと電波が弱くなるので、なるべく水回りの近くにルーターを設置しないようにしましょう。
電波は届いているが暗号化キーが合わない(原因/対処法)
端末にWi-Fiの電波は届いていても暗号化キーが合わない場合は、Wi-Fiの再設定を行ないましょう。
ほとんどの端末では、接続できなかった時に「パスワードが違います」などのアラートが表示され、パスワードの再入力画面が表示されます。
再入力画面へパスワードを入力すると、Wi-Fiに接続できるでしょう。
Wi-Fiのパスワードがわからない場合は、ルーターの背面に記載されていることが多いので、確認してパスワードを入力しましょう。
なお、パスワードを変更してしまった場合は、ルーターをリセットすると初期パスワードに変更できます。
ルーターをリセットする方法は、ルーターのランプが点滅するまでリセットボタンを押すだけです。
リセットボタンは大抵ルーター本体の側面についていますので、爪楊枝など細いもので長押ししてください。
アクセスポイントより上位側が繋がっていない(原因/対処法)
アクセスポイントより上位がつながっていない場合は、インターネットに接続している機器が不具合を起こしている可能性があります。
光回線を利用している方は光回線が接続されているONUをADSLを利用雨している方はモデムを再起動してみましょう。
再起動しても症状が改善しない場合は故障の可能性もありますので、NTT東西に問い合わせてみましょう。
どうしても繋がらない場合はネットワークサポート
どうしてもインターネットに接続できなかった場合は、エレコムのサポートへ問い合わせてみましょう。
エレコムのサポートはチャット形式で問い合わせできますので、営業時間以内であればLINEのように問い合わせることが可能です。
また、電話やメールでの問い合わせにも対応しているので、都合のいい方法で問い合わせましょう。
まとめ
エレコムは、手頃な機種から高性能機種まで、様々なルーターを販売しています。
また、セキリュティ機能を搭載した機種、コンパクトな機種、通信速度が速い機種など、用途に合わせたルーターの販売を行っていますので、あなたにピッタリのルーターが見つかるでしょう。
ルーターを変更することで通信速度が向上する可能性もありますので、この機会に買い換えてみてはいかがでしょうか。